霊峰石鎚山の鎮守様である「八大龍王様」のお山である八大龍王山にて毎年恒例の夏の入峰行が、8月28日に行われました。
極楽寺にお祀りしている八大龍王社に納められている「龍王の玉」を背負い登ります。
男女総勢約25名の参加者と共に、龍王山には天然のお滝がありそこで滝行をし、山頂にて護摩祈願をさせて頂きました。
龍王山は室町時代に焼失した極楽寺のルーツである天河寺跡が残っており、西条市の歴史史書「西條誌」にも取り上げられている
「石の判」という古代・中世の石鎚信仰を探る上で興味深い古跡があります。
「石の判」は神が作られた物と云い伝えられており、自然石の平らな表面に「天一天上」・「壽」・
「福」・「金」等の彫って漆をつけて書いた文字が実際に見ると実にはっきりと残されています。
普段はほとんど人が入らない龍王山ですが、凛とした静けさの中霊気溢れるお山での入峰行で、石鎚山信仰の古跡をたどりながらの修行の様子をご紹介します。
毎年8月28日に【八大龍王山 夏の入峰行】を行っておりますので興味がある方、行をされたい方、
老若男女問わず、皆様のご参加をお待ち申し上げます。
※車で上がれる道もありますので、足の悪い方も遠慮なく当山までお問い合わせください。
写真は西条市・一色造園(株)一色 学様が撮影されたものを掲載させていただきました。
ありがとうございます。 合掌
極楽寺から見える 龍王山
坂中寺まで車で移動後、ご法楽
龍王山へ入っていきます
龍王山の滝場での滝行 (一度に全員は入れないので何組かにわかれます。)
極楽寺のルーツ「天河寺」跡 【行善堂】
「石の判」
龍王山 山中
龍王山 山頂での護摩祈願
山頂の風景
下山
参加者の皆さま、入峰行おつかれさまでございました! 合掌